アメリカの「政府閉鎖」と「デフォルト」って何が違うの?

最近ニュースで「アメリカで政府閉鎖」と聞いて、不安になった方も多いかもしれません。
「えっ、アメリカがついにデフォルト!?世界は大丈夫?」なんて思ってしまう方もいるでしょう。

でも実は、「政府閉鎖」と「デフォルト」は全く違うものなんです。


政府閉鎖とは?

  • 議会で予算がまとまらないと、連邦政府の一部機関が一時的にストップします。

  • 国立公園が閉まったり、統計データの発表が延期されたり、役所の窓口が休止したり。

  • ただし、国債の利払いは続けられるので、世界的な金融危機には直結しません。


デフォルトとは?

  • アメリカが国債の利払いをできなくなる事態。

  • 債務上限を引き上げないと起こる可能性があります。

  • 世界中の投資家が持っている「米国債」の信頼が揺らぐため、市場への影響は桁違いに大きいです。

過去には2011年、議会対立で米国債が格下げされ、株式市場が大きく動いたことがありました。


株式市場はどう動く?

歴史を振り返ると…

  • 政府閉鎖に入ると → 不透明感から株が一時的に下げることが多い

  • しかし「どうせ時間が経てば解決される」という見方が広がり → その後、株が反発するケースが目立ちます

つまり、アメリカらしいパターンで、閉鎖そのものが長期の株価下落につながることはあまりありません。

ただし今回も、政治の駆け引きや交渉の長期化によって、短期的には株価の振れ幅が大きくなる可能性があります。
投資家にとって大切なのは「ニュースに振り回されすぎず、長期の視点を持つこと」
だからこそ冷静にチャートを見て判断する習慣をつけたいですね


政府閉鎖はデフォルトではないよ

  • 政府閉鎖=役所や統計が止まる、一時的な混乱

  • デフォルト=国債が払えない、世界金融システムに直結

今回の話題は「政府閉鎖」であり、「デフォルト」ではありません。
過去の経験からも「最終的には回避されるだろう」という見方が強く、市場は案外冷静です。


☕️ きらトレメモ

投資の世界では、不安を煽るようなニュースがたくさん流れます。
でも「それって本当に大ごと?」「過去にはどうだった?」と整理してみると、落ち着いて対応できることが多いんです。

安心してマーケットに向き合えることが、結果的に良い投資判断につながりますよ。