📅SQ前の水曜日が「魔の水曜日」と呼ばれる理由

◆ SQとは?

まず、「SQ」とは「Special Quotation(特別清算指数)」の略で、株価指数先物やオプションの決済価格を決める日です。

  • 毎月第2金曜日が「メジャーSQ(3・6・9・12月)」または「マイナーSQ(月次)

  • その週の水曜日から木曜日にかけては、市場が特に荒れやすいとされます


◆ 魔の水曜日とは?

SQの2日前である水曜日は、市場参加者(特に機関投資家やヘッジファンド)がポジション調整や仕掛け売買を活発に行うため、株価が乱高下しやすくなる日です。

この不安定さや不可解な値動きから、「魔の水曜日」と呼ばれるようになったのです。


🔍なぜそんなに動くの?

  • 先物と現物の裁定取引や、オプションの権利行使価格(ストライク)をめぐる攻防が起きやすい

  • 大口投資家がSQ価格を有利にするため、意図的に株価を動かす(いわゆる「SQ値操作」)ことがあるとウワサされる

  • 特にメジャーSQ前は、取引金額が大きく、日経平均やTOPIXに影響を与えやすい


📊具体的な影響の例

  • 日経平均株価が急騰した翌日に大きく下落する(またはその逆)

  • 出来高が通常より大幅に増える

  • テクニカル的な予測が当てにならなくなる


💡きらトレメモ(初心者向けポイント)

💬「水曜日に限ってチャートが変な動きをする…気のせい?」
👉実は気のせいじゃないかも!SQ週の水曜は要注意!

  • 魔の水曜日は「株価の振れが大きくなる日」

  • テクニカル分析より、相場の流れや“売買の力関係”が支配する日

  • 投資初心者ほど、無理に手を出さず「静観」が賢明な場合も


✅まとめ:なぜ「魔の水曜日」なのか?

ポイント 解説
いつ? 毎月のSQ週(水曜日)特にメジャーSQ前
なぜ? 大口投資家のポジション調整・仕掛け売買が集中するから
影響は? 株価が不自然に乱高下し、予測が難しい
対策は? 流れを読む・ポジション調整を早めに済ませる・新規は控える

☕カフェトーク風ひとこと

「水曜なのに、なんか今日のチャート…ギザギザでこわいね」
「それ、たぶん“魔の水曜日”。大人たちの事情で、ちょっと相場がざわついてるのかも☕」