OCO注文ってなに?利確・損切りラインの決め方

こんにちは。城晶子です

 

先生、oco注文ってなんですか?

OCO注文ってなに?

株を買ったあと、こんな経験ありませんか?

  • 上がったら売りたいけど、いつまで見ていられない

  • 下がったら早めに撤退したいけど、気づいたら大きく下がっていた

そんなときに便利なのが OCO注文(オーシーオー注文) です。

OCO注文は、
「利確(利益を確定するための売り注文)」と
「損切り(一定以上下がったら逃げるための売り注文)」を同時に出して、
どちらかが約定したらもう片方は自動でキャンセルされる」
注文方法。

つまり、
利益確定と損切りを同時に予約しておける便利な注文 です。


OCO注文はこんなときに使う

  • 株価をずっと見ていられないとき

  • 「ここまで上がったら売りたい」「ここまで下がったら損切りしたい」が明確なとき

  • あらかじめ出口を決めておきたいとき


利確ラインの決め方(指値)

OCOの1つ目の注文は「利確用の指値注文」です。

  1. 直近高値の少し手前

    • チャート上で一番近い高値(山)を探して、その少し下で設定

    • 例:直近高値が3,340円なら、3,330円くらいで利確

  2. レジスタンスライン

    • 過去に何度も跳ね返された価格帯を見つける

    • その少し下で利確

  3. 利益率で決める

    • 「買値+3%」など、決まった利益率で設定してもOK

    • 例:3,200円×1.03=3,296円 → 3,290円で利確


損切りラインの決め方(逆指値)

OCOのもう1つの注文は「損切り用の逆指値注文」です。

  1. 直近安値の少し下

    • チャート上の押し目(谷)を割ったら撤退

    • 例:直近安値3,150円 → 3,140円に損切り設定

  2. 移動平均線の下

    • 25日移動平均線や75日移動平均線を下回ったら撤退

    • その少し下に逆指値を置く

  3. 損失率で決める

    • 「買値−1〜2%」など一定の損切り率で機械的に設定

    • 例:3,200円×0.99=3,168円 → 3,160円で損切り


ポイント

  • 利確は欲張らず少し手前で

  • 損切りは「チャートが崩れた」と判断できる位置に

  • どちらも「キリのいい数字」にすると約定しやすい


まとめ

OCO注文は、
「利確ライン」と「損切りライン」を同時に予約して、どちらかが成立したらもう一方はキャンセル」される注文方法。

チャートで高値・安値や移動平均線を見ながら、

  • 上は欲張らず少し手前で利確

  • 下はここを割ったら逃げるラインを逆指値

と決めておけば、仕事中でも外出中でも安心して放置できます。