これでスッキリ!新NISAのきほん①

第1回:NISAの成長投資枠とつみたて投資枠の違い


NISAって聞くけど、結局どっちを選べばいいの?
そんな声を、最近よく耳にします。

2024年から始まった新NISA制度。
つみたて投資枠と成長投資枠という2つの枠があって、
名前だけ見るとちょっとわかりにくいですよね。

今日はこの2つの違いを、整理してみましょう。


まずは全体像をシンプルに!

枠の名前 投資できるもの 年間上限額 向いているタイプ
つみたて投資枠 金融庁が認めた「長期・積立・分散」に向く投資信託 120万円 コツコツ型・ほったらかし運用派
成長投資枠 上場株式・ETF・REIT・一部の投資信託 260万円 自分で銘柄を選びたい・積極的に運用したい人

つみたて投資枠:おまかせでコツコツ派にぴったり

投資は初めてでよくわからない…という人でも始めやすいのがこちら。
金融庁が厳選した投資信託(eMAXIS、SBI、楽天などのインデックス型ファンド)だけが対象です。

一度設定すれば、あとは自動で毎月積み立て。
まるで貯金の延長のように、少しずつ資産が育っていきます。

 メリット
・放置していてもOK
・プロが分散運用してくれる
・市場の上下に一喜一憂しにくい


成長投資枠:自分で選んで育てたい人に

この会社を応援したい!
自分で株を選びたい!

そんな人に向いているのが成長投資枠です。
トヨタや任天堂、オリエンタルランドのような個別株
それに日経平均やS&P500連動のETFも買うことができます。

年間260万円までが非課税で投資可能。
しかも、非課税期間は恒久化されているので、
売るまでずっと非課税のまま持ち続けられます。

メリット
・自分の判断で企業を選べる
・配当金や株主優待ももらえる
・値上がり益もすべて非課税


どちらか一方じゃなくてもOK!

実はこの2つの枠は併用可能なんです。
つまり

つみたて投資枠で120万円分をコツコツ積み立て
成長投資枠で260万円分を自分の好きな株に投資

これで合計380万円まで非課税で運用できます。
長期安定+自分で選ぶワクワクのいいとこ取りです。


きらトレメモ

投資のスタイルに正解はありません。
つみたて枠で安心を積み上げながら、
成長枠で未来の可能性を育てていく
そのバランスこそ、これからの個人投資家のチカラです。


✨次回予告

次回は、成長投資枠で買えるもの・買えないものを
260万円の枠の使い方とともに、具体例で紹介します。

▼成長投資枠の始め方を知りたい方は
きらトレ講座 で実践的に学べます!