これでスッキリ！新NISAのきほん②

第2回：成長投資枠で買えるもの・買えないもの 260万円の自由な使い方

成長投資枠って、自由に株が買えるってほんと？

成長投資枠では好きな株が買える！
そう聞くとワクワクしますよね。

でも、いざ始めようとすると、
どんな商品が買えるの？
投資信託でもいいの？と
迷ってしまう人がとても多いんです。

今回はその成長投資枠の中身を整理してみましょう。

まずは基本：年間260万円の自由枠

新NISAでは、年間 260万円まで が成長投資枠として使えます。
この枠内なら、株やETFなどを非課税で購入できるんです。

年 使える枠 備考
2025年 260万円 新規購入分のみ対象
2026年 260万円 枠はリセットされる（繰り越し不可）
2027年 260万円 毎年新しい枠がもらえる

 つまり、昨年使った分が上乗せされて520万円、780万円になるというわけではありません。
毎年リセットされて、新しい260万円枠が始まります。

買えるもの・買えないものを整理！

区分 買える 買えない
上場株式 トヨタ、任天堂、オリエンタルランドなど  未上場株式
ETF（上場投資信託） 日経平均連動型、S&P500連動型など  海外でしか取引できないETF
REIT（不動産投信） 日本ビルファンド投資法人など  海外REITの一部
投資信託 一般的な公募投資信託（条件あり）  つみたてNISA専用ファンドはNG

🩷上場している株やETFはOK！
💛つみたて専用の投信や仕組みが複雑な投信はNG！

毎年260万円、どう使う？

たとえばこんな組み合わせもできます

例 銘柄 投資額
A トヨタ自動車 100万円
B 任天堂 80万円
C iシェアーズS&P500 ETF 80万円
合計 260万円

この260万円分がすべて非課税で運用できます。

売却したらどうなるの？

ここもよくある質問です

  • 一度使った枠は、売っても戻りません。

  • 売却益はもちろん非課税。

  • でも売ったから、また260万円分買えるというわけではありません。

つまり、その年に使った枠は消費したら終わり。
翌年になれば、また新しい260万円枠がもらえます。

同じ銘柄を毎年買ってもOK！

今年もトヨタ、来年もトヨタ

もちろん大丈夫！

購入した年ごとに別の非課税枠として扱われます。
だから、20年かけて同じ株をコツコツ増やしていくことも可能です。

年 購入額 状態
2025 260万円分のトヨタ 非課税保有中
2026 260万円分のトヨタ これも非課税保有中
2027 260万円分のトヨタ さらに非課税保有中

→ 売るまでずっと非課税✨

きらトレメモ

成長投資枠の魅力は自分で選べる自由。
でも、その自由をどう使うかが未来を変えるポイントです。
銘柄を選ぶときは、好きだけでなく成長性も一緒に見てみましょう。

✨次回予告

次回は、いよいよ成長投資枠の最大の魅力
売るまでずっと非課税！配当も優待ももらえる仕組みを
実例シミュレーションで見ていきます。

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