トレンドの向きじゃなくて強さを知りたい!
移動平均線やトレンドラインなどを使うと
上昇トレンドや下降トレンドのトレンドはある程度見えてきますよね
でも、こんなこと思ったことはありませんか?
この上昇って、ちゃんと力強いのかな?
下落してるけど、まだ勢いある?そろそろ終わる?
そんなトレンドの強さを見たいときに使えるのが、
ADX(Average Directional Index/平均方向性指数)という指標です。
ADXとは?
ADXは、トレンドの強さだけを数値で表す指標です。
方向(上か下か)は関係なく、
トレンドがあるかないかや勢いがあるかどうかに注目します。
ADXの数値 | トレンドの状態 |
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20以下 | トレンドが弱い/ほぼ横ばい |
25以上 | トレンドが明確になってきた |
40以上 | トレンドがかなり強い |
※ 数値が高い=強いトレンドがある
※ ただし、上昇とは限らず、下降トレンドでも強ければADXは上がることに注意!
ADXの活かし方
1. トレンドが始まりそうな場面で
移動平均線がクロスしたり、トレンドラインを抜けたときに
ADXが25を超えてきたら、信頼度がアップ!
→見かけ倒しの動きではなく、本格的なトレンドに入った可能性が高まります。
2. ADXが下がってきたら?
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ADXが高いところから下がってくると、
トレンドが終わるサインになることも -
価格がまだ上がっていても、ADXが下がっていれば
勢いが弱まっていると考えて、
利益確定や様子見に切り替える判断材料になります。
3. 横ばい相場の見極めに!
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チャートを見てなんとなく方向感がないと感じたとき
ADXが20以下なら、やはりトレンドは弱い状態
→ この時期は順張りより様子見か逆張りスイングが合いやすい
きらトレメモ📝
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ADXは今の流れが本物か?を判断する、頼れる空気読みツール
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特にゴールデンクロスやトレンドラインのブレイクと組み合わせると効果的!
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高すぎるADX(例:50以上)はそろそろ天井のサインになることもあるから、注意して観察を
最後に
チャートに現れる流れの強さは、数字で感じることができます。
ADXを知っていると、
騙されやすい動きやトレンドの終わりに気づけるようになります。
感覚だけでなく、根拠を持ってチャートを読めるようになると、
自然と自信もついてきますよ