ジェシー・リバモア|待つ者が市場を制す
🗣偉人の名言
「本当に大きなお金は、“座って待つ”ことで得られる。」
― ジェシー・リバモア
数字に恋をした14歳の少年は、やがて世界経済を揺るがす“相場の魔術師”と呼ばれる存在になりました。
第1回は、波乱の人生を歩んだ伝説のトレーダー、ジェシー・リバモアのリアルに迫ります。
■ チョークボーイから始まった伝説
1877年、アメリカ東部で生まれたリバモア。14歳で株価を黒板に書き写す“チョークボーイ”として働き始め、数字の動きに心を奪われていきます。
独自に値動きのクセを見抜いた彼は、10代で「賭け屋(バケットショップ)」に通い始め、わずか数年で1万ドル以上を稼ぎ出すという驚異のスタートを切りました。
■ 勝者であり、敗者でもあった男
1907年、株式市場の大暴落を予測して空売りで大勝。1929年の世界恐慌時も同様に空売りで莫大な利益を得ます。
「大暴落を予言した男」として語り継がれる彼ですが、その裏では4度の破産を経験し、栄光と転落を繰り返しました。
💡一貫していたのは、「自分のルールを守ること」
でも、それができなかったとき、必ず損失を出しています。
■ 相場の声に耳をすませ
リバモアの哲学はシンプルです。「相場が語るサインを読む」こと。
彼は企業分析よりも、チャートや価格の動きそのものを観察し、売買のタイミングを測りました。
今で言う「テクニカル分析」「トレンドフォロー」の原点ともいえる考え方です。
📝きらトレメモ|リバモアに学ぶ「待つ技術」
リバモアの言葉「本当に大きなお金は“座って待つ”ことで得られる」。
これは、エントリーしたあとに焦らず、相場が育つのをじっと待つことの大切さを教えてくれます。
📌投資家に多い“あるある”
・入った直後に下がるとすぐ損切りしてしまう
・利益が出るとすぐ利確したくなる
・動かないと「何かやらなきゃ」と不安になる
リバモアのように「動かない強さ」を持つことで、利益を最大化できる場面は意外と多いのです。
💬華やかなようで孤独な人生
晩年のリバモアは、孤独と精神の不安定さに悩まされ、人生の幕を静かに閉じました。
けれど、彼が残した数々の教訓は今も多くの投資家に読み継がれ、影響を与え続けています。
🎯あなたも、自分だけの投資スタイルを。
リバモアのような相場師にならなくても、「自分のスタイルを守る」ことは、どんな投資家にも必要です。
「きらトレ」では、自分に合った投資リズムを身につけたい方へ、個別サポートも行っています。焦らず、一歩ずつ進めていきましょう。