【投資家たちのリアル】Vol.7 レイ・ダリオ|「経済は波」でできている

🗣偉人の名言

「痛みに正しく向き合えば、学びがある。そして成長がある。」
― レイ・ダリオ


投資で勝つには、“感情”ではなく“原則”が必要。
そう語るのが、世界最大のヘッジファンド「ブリッジウォーター・アソシエイツ」を築いた男、レイ・ダリオです。

彼の投資哲学はシンプル。
でもその裏には、「経済には繰り返す“波”がある」という独自の洞察がありました。


■ 株で大損…そこから生まれた“原則”

レイ・ダリオは1949年、ニューヨークのクイーンズで生まれました。
学生時代に株を始め、好調な時期を経験するも、1980年代に大失敗。
従業員を全員解雇し、自分は実家の両親に借金して生活するまでに――。

でも、彼はその経験から学びます。

🔁「人は必ず間違える。だから、原則がいる」
こうして書き上げたのが、自身の著書『PRINCIPLES(プリンシプルズ)』です。


■ 経済には“波”がある

ダリオの最大の特徴は、経済を感情でなく「サイクル(波)」でとらえること。

  • 経済が成長しすぎる → バブル

  • 借金が膨らむ → クレジットクランチ

  • 崩壊 → リセッション(景気後退)

  • そしてまた回復へ…

彼はこうした「経済のリズム」を40年分のデータと経験から読み解き、
それに合わせた投資戦略を組み立てていきました。

🎥 『How the Economic Machine Works(経済のしくみ)』という動画は世界中で再生され、初心者にも人気。


📝きらトレメモ|「今の景気は、波のどの位置?」

私たち個人投資家にとっても、
「いま相場がどんな“波”にあるのか」を知ることは、とても大切です。

📌 景気がよい時期:株高・消費活発・金利上昇
📌 景気が冷える時期:株安・節約ムード・利下げモード

たとえば、「急に株価が下がって不安」という時でも、
「これは“波の一部”なんだ」と知っていれば、焦らずに済みますよね。


■ ルールを持てば、ブレなくなる

レイ・ダリオは、投資にも人生にも「原則(ルール)」を持つことが最強だと言います。

✅ 感情で売買しない
✅ 間違えたときは素直に認めて修正する
✅ 仲間と意見をぶつけ合い、盲点をなくす

この考え方は、相場だけでなく、人間関係や仕事にも応用できるほど実践的。
だから『PRINCIPLES』は世界中のビジネスリーダーから支持されているのです。


💬「波を読む力」は人生にも効く

私たちはつい、「上がっている=良い」「下がっている=悪い」と感じがちです。
でもダリオは言います。

「どんな波も、次の波につながっている。だから、落ち込む必要はない。」

投資も家計も人生も、“波があるのが当たり前”。
その波を読み、受け入れることが、自分らしく生きる力にもつながるのかもしれません。


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